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React

React はReactのライブラリに対するエントリーポイントです。事前にビルドされたパッケージを使用する場合は、グローバルで使用可能です。CommonJSのモジュールを使用する場合は、 require() できます。

React.Component

class Component

これは、ES6のクラスを使用して定義されている場合の、Reactコンポーネントに対する基底クラスです。ReactでES6のクラスを使用する方法については、再利用可能なコンポーネントをご覧ください。基底クラスからどのメソッドが実際に提供されるかについては、コンポーネントAPIをご覧ください。

React.createClass

ReactClass createClass(object specification)

与えられた仕様に基づいてコンポーネントクラスを作成します。コンポーネントは ある単一の 子要素を返す render メソッドを実行します。その子要素は勝手に深い子要素の構造を保持しています。コンポーネントが標準的なプロトタイプのクラスと異なっている部分は、newを呼ぶ必要がないということです。それらは内部で(newを行う)インスタンスを構築する便利なラッパーです。

specificationオブジェクトについての情報は、コンポーネントのスペックとライフサイクルをご覧ください。

React.createElement

ReactElement createElement(
  string/ReactClass type,
  [object props],
  [children ...]
)

与えられた型の ReactElement を作成し、返します。type引数はhtmlタグ名(例えば、'div'、'span'など)の文字列にもReactClassReact.createClass によって作成される)にもなり得ます。

React.cloneElement

ReactElement cloneElement(
  ReactElement element,
  [object props],
  [children ...]
)

element をスターティングポイントとして使用する新しい ReactElement をクローンして返します。 結果として生まれる要素はオリジナルの要素のpropsと新しいpropsを暗にマージしたものを保持しています。新しい子要素は現存する子要素を置き換えます。 React.addons.cloneWithProps と異なり、オリジナルの要素から得られた keyref は保存されます。(cloneWithProps とは異なり)propsをマージする際に特別な動きは行いません。詳細については、v0.13 RC2 blog記事をご覧ください。

React.createFactory

factoryFunction createFactory(
  string/ReactClass type
)

与えられた型のReactElementsを生成する関数を返します。 React.createElement と同様に、type引数はhtmlタグ名(例えば、'div'、'span'など)の文字列にもReactClass にもなり得ます。

React.render

ReactComponent render(
  ReactElement element,
  DOMElement container,
  [function callback]
)

与えられた container によってReactElementをDOMにレンダリングし、コンポーネントへの参照を返します。

もしReactElementが事前に container にレンダリングされていた場合は、更新を行い、DOMが最新のReactのコンポーネントを表すように変化させます。

オプションのコールバックが与えられた場合は、コンポーネントがレンダリングされたり、更新された後に実行されます。

注意: React.render() は渡されたコンテナーノードの内容を制御します。内部に存在するDOM要素は最初に呼ばれた際に置き換えられます。その後に呼ばれた場合は、ReactのDOMの差分アルゴリズムを使用して、効率的に更新されます。

React.render() はコンテナーノードの変更は行いません(コンテナの子要素のみ変更を行います)。今後、存在する子要素を上書きすることなく、存在するDOMノードにコンポーネントを挿入することが可能になるでしょう。

React.unmountComponentAtNode

boolean unmountComponentAtNode(DOMElement container)

マウントされたReactのコンポーネントをDOMから削除し、そのイベントハンドラとstateをクリーンアップします。コンテナにコンポーネントがマウントされていない場合は、この関数を呼んでも何も行われません。コンポーネントがアンマウントされた場合は true を返し、アンマウントするコンポーネントが存在しない場合は false を返します。

React.renderToString

string renderToString(ReactElement element)

ReactElementを最初にHTMLにレンダリングします。これはサーバでのみ使用されるべきです。ReactはHTML文字列を返します。このメソッドを、サーバでHTMLを生成し、最初のリクエストに対してマークアップを送るのに使用することができます。そうすることで、ページロードが速くなり、サーチエンジンはSEOの目的でページをクロールします。

既にサーバでレンダリングされたマークアップを保持しているノードで React.render() を呼んだ場合は、Reactはそれを保護し、イベントハンドラを加えます。そうすることで、最初のローディングのパフォーマンスがとても良くなります。

React.renderToStaticMarkup

string renderToStaticMarkup(ReactElement element)

renderToString に似ていますが、Reactが内部で使用する data-react-id のような外部のDOM属性を作成しません。Reactを、単純な静的なページを生成するために使用したい場合は有用です。外部の属性を取り除くことでメモリを節約することができます。

React.isValidElement

boolean isValidElement(* object)

オブジェクトがReactElementであるかどうか調査します。

React.findDOMNode

DOMElement findDOMNode(ReactComponent component)

このコンポーネントがDOMにマウントされた場合は、対応するネイティブブラウザのDOM要素を返します。このメソッドはDOMの外の値を読み込む場合に有用です。例えば、formフィールドの値やDOMの測定を行う場合があります。 rendernullfalse を返した場合は、 findDOMNodenull を返します。

React.DOM

React.DOM はDOMコンポーネントのための React.createElement の周りの便利なラッパーを提供します。JSXを使用しない場合にのみ使用すべきです。例えば、 React.DOM.div(null, 'Hello World!') のように。

React.PropTypes

React.PropTypes はコンポーネントに与えられたpropsをバリデーションするためにコンポーネントの propTypes と使用できる型を含んでいます。 propTypes についての更なる情報は、再利用可能なコンポーネントをご覧ください。

React.Children

React.Childrenthis.props.children の不透明なデータ構造を扱うユーティリティを提供します。

React.Children.map

object React.Children.map(object children, function fn [, object thisArg])

全ての children を含む子要素に対して、 fn を実行します。 thisthisArg にセットされます。 children がネストしたオブジェクトや配列だった場合は、実行されません。 fn はコンテナのオブジェクトから渡されません。子要素が nullundefined だった場合は、空のオブジェクトではなく nullundefined を返します。

React.Children.forEach

React.Children.forEach(object children, function fn [, object thisArg])

React.Children.map() に似ていますが、オブジェクトを返しはしません。

React.Children.count

number React.Children.count(object children)

children の中のコンポーネントの合計数を返します。 mapforEach に渡されるコールバックが実行される数と等しくなります。

React.Children.only

object React.Children.only(object children)

children の単一の子要素を返します。それ以外の場合は例外をスローします。